Tomcat インストール (Windows編)

 

2019年11月19日

 

 

目次

  1. 前提条件
  2. Tomcatのダウンロード
  3. Tomcatのインストール

前提条件

  • 今回説明する手順は、「ローカル環境に構築すること」を想定して説明します。
    • ローカル環境とは「自分のPC環境」のことを指します。

 

  • WindowsにTomcatをインストールする方法はいくつかあります。代表的な方法を以下のとおりです。
    • Tomcatのビルド済パッケージを使ってインストールする
    • XAMPPをインストールする(XAMPPの中にはTomcatが含まれています)
    • Chocolatey(パッケージ管理ツール)を使ってインストールする

 

  • 今回は「Tomcatのビルド済パッケージを使ってインストールする」方法で説明します。

 

 

動作確認環境

  • 本ページの内容は、以下の環境で動作確認をしています。
    • Windows 10 Home Edition 64bit
    • Apache Tomcat/9.0.27 64bit
    • Java(TM) SE Runtime Environment 1.8.0_231 64bit
      • 本ページで説明するTomcat9.0を実行するためには、JRE(Java Runtime Environment)のバージョン8以上が必要になります。
      • 本ページの説明ではTomcatは「64bit版」を利用するため、JREも「64bit版」が必要になります。
      • 本ページの説明では「C:\Program Files\Java\jre1.8.0_231」にJava(JRE)がインストールされている前提とします。

 

 

Tomcatのダウンロード

  1. Tomcatのビルド済パッケージをダウンロードします。
  2. Tomcatのビルド済パッケージは、Apache Tomcat® ホームページ内のDownloadsページからZIP形式のファイルで手に入れることができます。
Tomcat ビルド済パッケージ のダウンロードページ
Tomcat ビルド済パッケージ のダウンロードページ
  1. ページには「32bit版」「64bit版」がありますので、自身の環境に合ったものを選択します。
  2. 今回は「64-bit Windows zip」の方を選択しファイルを適当な場所にダウンロードします。
  3. Tomcatのダウンロード手順は以上です。

 

 

Tomcatのインストール

Tomcatを今回配置する場所
C:\tomcat
  1. Tomcatのインストールは、ダウンロードしたZIPファイルを展開し任意の場所に配置するだけです。
  2. 展開したフォルダ・ファイル群をインストールしたい場所に移動させます。

 

Tomcatインストール完了後のフォルダ配置イメージ
C:
└ーtomcat
    ├ーbin
    ├ーconf
    ├ーlib
    ├ーlib
    ├ーlogs
    ├ーtemp
    ├ーwebapps
    └ーwork
  1. 今回は上記のとおりにCドライブ直下に「tomcat」という名前のフォルダを作成し、そこに配置します。
    • フォルダが存在しない場合は、新たにフォルダを作成します。
    • 別の場所に配置しても問題ありません。その場合、以降の説明については自身が配置した場所に読み替えてください。

 

  1. Tomcatのインストール手順は以上です。

 

 

環境変数の追加

Tomcatが利用する環境変数
環境変数名 設定値の説明 設定値の例
CATALINA_HOME Tomcatがインストールされているフォルダ C:\tomcat
JRE_HOME JREがインストールされているフォルダ C:\Program Files\Java\jre1.8.0_231
  1. Tomcatを起動するためには、上記の環境変数を設定する必要があります。
    • 環境変数の追加手順についてはWindowsで環境変数を設定するを参考にしてください。
    • 「ユーザ環境変数」「システム環境変数」どちらに追加しても問題ありません。
    • 「CATALINA_HOME」については、Tomcatの起動方法によっては不要ですが、設定しておいた方が無難でしょう。
    • 「Java(JRE)」が未インストールの場合は、あらかじめインストールしておいてください。

 

 

 

 

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