PostgreSQL インストール手順 (Windows編)

 

2019年11月29日

 

 

目次

  1. 前提条件
  2. PostgreSQL ダウンロード
  3. PostgreSQL インストール

前提条件

動作確認環境

本ページの内容は、以下の環境で動作確認をしています。

  • Windows 10 Home Edition 64bit
  • PostgreSQL 12.1 Windows 64bit

 

 

PostgreSQL ダウンロード

  1. PostgreSQLのインストーラをダウンロードします。
  2. PostgreSQLのインストーラは、「EnterpriseDB」ホームページ内の「PostgreSQL Download」ページから手に入れることができます。

 

PostgreSQLインストーラのダウンロードページ
PostgreSQLインストーラのダウンロードページ
  1. ダウンロードしたいバージョンの「Download」リンクを選択し、インストーラーをダウンロードします。
  2. 今回は「PostgreSQL 12.1 Windows x86-64」版を選択します。
  3. PostgreSQLインストーラのダウンロード手順は以上です。

 

 

PostgreSQL インストール

  1. 先の手順でダウンロードしたインストーラをダブルクリックで起動します。

 

「Microsoft Visual C++ ランタイム」セットアップダイアログ
「Microsoft Visual C++ ランタイム」セットアップダイアログ
「Microsoft Visual C++ ランタイム」が未インストールの場合は、PostgreSQL本体インストールの前にインストールが自動で開始されます。
Setup - PostgreSQLダイアログ
Setup – PostgreSQLダイアログ
  1. セットアップダイアログが表示されます。「Next」ボタンを選択します。

 

Installation Directoryダイアログ
Installation Directoryダイアログ
PostgreSQLインストール場所
C:\postgresql\12
  1. 「Installation Directory」にはPostgerSQLをインストールするフォルダ(ディレクトリ)を入力します。
  2. 今回は上記の場所(パス)を入力します。
  3. 入力し終わったら「Next」ボタンを選択します。

 

Select Componentsダイアログ
Select Componentsダイアログ
  1. インストールしたいコンポーネントにチェックをつけます。
  2. 各コンポーネントの説明は以下を参照ください。

 

コンポーネント名 説明
PostgreSQL Server PostgreSQLデータベースサーバです。
pgAdmin 4 PostgreSQLデータベースとサーバを管理および操作するためのGUIアプリです。
Stack Builder 追加のドライバーやアプリケーションをダウンロードおよびインストールするためのソフトです。
Command Line Tools コマンドラインツールと「libpg」「ecpg」「pg_basebackup」「pg_dump」「pg_restore」「pg_bench」などのクライアントライブラリです。

 

  1. 今回はすべてにチェックをつけ「Next」ボタンを選択します。

 

Data Directoryダイアログ
Data Directoryダイアログ
PostgreSQLデータフォルダ場所
C:\postgresql\12\data
  1. 「Data Directory」にはPostgerSQLのデータを配置するフォルダ(ディレクトリ)を入力します。
  2. 今回は上記の場所(パス)を入力します。
  3. 入力し終わったら「Next」ボタンを選択します。

 

Passwordダイアログ
Passwordダイアログ
  1. PostgreSQLデータベースのスーパーユーザ用にパスワードを決めて入力します。
    • スーパーユーザ名は「postgres」です。
    • 今回は例として、パスワードも「postgres」にしています。
  2. 入力し終わったら、「Next」ボタンを選択します。

 

Portダイアログ
Portダイアログ
  1. PostgreSQLサーバが待ち受けるポート番号を決めて入力します。
    • 5432」はPostgreSQLデフォルトのポート番号です。
  2. 今回はこのままで問題ないため、そのまま「Next」ボタンを選択します。

 

Advanced Optionsダイアログ
Advanced Optionsダイアログ
  1. データベースで使用されるロケールを選択します。
  2. ここは「C」を選択しておくことが無難です。
  3. 選択し終わったら、「Next」ボタンを選択します。

 

Pre Installation Summaryダイアログ
Pre Installation Summaryダイアログ
  1. これまで設定してきた内容を確認するためのダイアログです。
  2. 問題なければ、そのまま「Next」ボタンを選択します。

 

Ready to Installダイアログ
Ready to Installダイアログ
  1. インストールする前の最終確認ダイアログです。
  2. 「Next」ボタンを選択します。

 

Installingダイアログ
Installingダイアログ
  1. インストール中です。

 

Completing the PostgreSQL Setup Wizardダイアログ
Completing the PostgreSQL Setup Wizardダイアログ
  1. インストールが完了しました。
  2. 引き続き「Stack Builder」を起動し、コンポーネントを追加インストールするかを選択するためのチェックボックがあります。
  3. 今回は追加インストールしないため、チェックボックスを外し「Finish」ボタンを選択します。
  4. PostgreSQLのインストール手順は以上です。

 

 

環境変数の追加

  1. 先の手順でインストールした「Command Line Tools」を利用するため、PostgreSQL実行フォルダパスを「環境変数Path」に追加します。

 

PostgreSQL実行フォルダパス
C:\postgresql\12\bin
  1. PostgreSQL実行フォルダパスとは「PostgreSQL本体フォルダ配下のbinフォルダ」を指します。今回は上記の値になります。
    • 環境変数の追加手順についてはWindowsで環境変数を設定するを参考にしてください。
    • 「ユーザ環境変数」「システム環境変数」どちらに追加しても問題ありません。

 

PostgreSQLのバージョン確認コマンド
psql --version
実行結果
psql (PostgreSQL) 12.1
  1. 「環境変数Path」への追加後、「コマンドプロンプト」で「PostgreSQLのバージョン確認コマンド」を実行します。
  2. 実行後、上記のような結果が得られれば設定成功です。

 

PostgreSQLが利用する環境変数
環境変数名 設定値の説明 設定値の例
PGDATA PostgreSQLデータフォルダの場所(パス) C:\postgresql\12\data
  1. 「Command Line Tools」に含まれるコマンドの中には「環境変数PGDATA」を利用するものがあります。
  2. 上記の表の説明を参考に「環境変数PGDATA」も追加します。
    • 環境変数の追加手順についてはWindowsで環境変数を設定するを参考にしてください。
    • 「ユーザ環境変数」「システム環境変数」どちらに追加しても問題ありません。

 

PostgreSQLサーバ状態確認コマンド
pg_ctl status
実行結果(環境変数PGDATA 追加済の場合)
pg_ctl: サーバが動作していません
実行結果(環境変数PGDATA 未追加の場合)
pg_ctl: データベースの指定も、PGDATA環境変数の設定もありません
詳細は"pg_ctl --help"を実行してください。
  1. 「環境変数PGDATA」追加後、「コマンドプロンプト」で「PostgreSQLのバージョン確認コマンド」を実行します。
  2. コマンド実行後、「PGDATA環境変数の設定もありません」表示がなければ設定成功です。

 

 

 

 

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