area 要素 (HTMLタグ)

イメージマップの領域

2018年03月09日

HTMLのarea要素の説明です。area要素は、イメージマップ上のリンクとして反応する領域とそのリンク先を定義する要素です。


目次

  1. 要素の記述例
  2. 要素の説明
  3. 利用できる属性
  4. ブラウザデフォルトCSS設定

要素の記述例

area要素の記述例
<img src="img/cloud-server.png" usemap="#navigation" alt="クラウド">
<map name="navigation">
  <area shape="rect" coords="70,14,192,94" href="#" alt="cloud" title="This is cloud.">
  <area shape="rect" coords="14,171,68,254" href="#" alt="server1" title="This is server1.">
  <area shape="rect" coords="104,171,156,254" href="#" alt="server2" title="This is server2.">
  <area shape="rect" coords="192,171,244,254" href="#" alt="server3" title="This is server3.">
</map>

閲覧中ブラウザーでの表示結果

 

要素の説明

  • area要素は、イメージマップ上のリンクとして反応する領域とそのリンク先を定義する要素です。
  • area要素は、map要素template要素の内部でのみ利用可能です。
  • area要素は、href属性が指定されているとリンクになります。その場合は必ずalt属性を指定する必要があります。
  • area要素は、href属性が指定されていない場合、正式なリンクが出来るまでのダミーリンク(プレースホルダー)となります。この場合、以下の属性は定義できなくなります。
    • alt属性 , download属性 , hreflang属性 , referrerpolicy属性 , rel属性 , target属性 , type属性

 

利用できる属性

属性名 属性の説明
alt 画像が利用できない場合に、代わりに表示するテキストを定義する属性です。
coords イメージマップ内で定義する領域の座標を、画像の左上からビクセル数を定義する属性です。
download リンク先ファイルがダウンロード用であることを定義する属性です。
href リンク先のURLを定義する属性です。
hreflang リンク先ファイルの言語の種類を定義する属性です。
referrerpolicy リファラーをどう処理するかを定義する属性です。
rel リンク先ファイルとの関係(リンク元から見てリンク先は何であるか)を示すキーワードを定義する属性です。
shape イメージマップ内で定義する領域の形状の種類を示すキーワードを定義する属性です。
target リンク先を表示させるウィンドウ、タブ、インラインフレーム、などの名前またはキーワードを定義する属性です。
type リンク先ファイルのMIMEタイプを定義する属性です。

グローバル属性

HTMLのすべての要素はグローバル属性が利用できます。グローバル属性の一覧についてはは「グローバル属性」を参照してください。

イベントハンドラ属性

area要素がサポートするイベントハンドラ属性については「イベントハンドラ属性」を参照してください。

 

ブラウザデフォルトCSS設定

Google Chromeの場合

area要素のブラウザデフォルトCSS
area {
    display: inline;
    cursor: pointer;
}

 

 

 

Programming Style