CSS カラー

 

2019年08月29日

 

 

目次

  1. CSSの色について
  2. 16進数書式
  3. カラーキーワード書式
  4. 関数書式

CSSの色について

  • CSSで色を指定する場合は、カラーキーワード、16進数、関数、のいずれかの方法で指定することが可能です。

 

 

16進数書式

16進数書式
p {
  color: #ff0000;
}
  • 16進数書式は、CSSの色をRGBの各値を16進数で指定する書式です。
    • RGBとは、red(赤)、green(緑)、blue(青)、の頭文字です。
    • RGBでは、赤緑青の三原色を使ってさまざまな色を表現することができます。
  • 16進数のアルファベット部分は、大文字でも小文字でもどちらでも構いません。

 

16進数書式の使用例
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
  <meta charset="UTF-8">
  <title>サンプル</title>
  <style>
    p {
      color: #ff0000;
    }
  </style>
</head>
<body>
  <p>本文</p>
</body>
</html>
表示結果

 

 

カラーキーワード書式

カラーキーワード書式
p {
  color: red;
}
  • カラーキーワード書式は、CSSの色をカラーキーワードで指定する書式です。
  • カラーキーワードは、英語の色の名前です。
  • CSSで定義されているカラーキーワードの一覧はカラーキーワードを参照して下さい。。

 

カラーキーワード書式の使用例
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
  <meta charset="UTF-8">
  <title>サンプル</title>
  <style>
    p {
      color: red;
    }
  </style>
</head>
<body>
  <p>本文</p>
</body>
</html>
表示結果

 

 

transparent

transparent
p {
  color: transparent;
}
  • transparentは、透明色を表すキーワードです。

 

transparentの使用例
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
  <meta charset="UTF-8">
  <title>サンプル</title>
  <style>
    p {
      color: transparent;
    }
  </style>
</head>
<body>
  <p>本文</p>
</body>
</html>
表示結果

 

 

currentcolor

currentcolor
p {
  background-color: currentcolor;
}
  • currentcolorは、同じ要素のcolorプロパティの値を表すキーワードです。

 

currentcolorの使用例
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
  <meta charset="UTF-8">
  <title>サンプル</title>
  <style>
    p {
      background-color: currentcolor;
    }
  </style>
</head>
<body>
  <p>本文</p>
</body>
</html>
表示結果

 

 

関数書式

  • 関数書式は、CSSの色を関数で指定する書式です。
  • 以下、利用できる関数について説明します。

 

 

rgb関数

rgb関数
p {
  color: rgb(255, 0, 0);
}
  • rgb関数を利用すると、RGBの各値を10進数で指定することができます。
  • 例えば、R値を「100」、G値を「50」、B値を「200」、で指定する場合は以下のように記述します。
    • 各値の前後には、空白文字を入れることもできます。
    • 各値の間には、「,(カンマ)」を入れます。

 

rgb関数の使用例
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
  <meta charset="UTF-8">
  <title>サンプル</title>
  <style>
    p {
      color: rgb(100, 50, 200);
    }
  </style>
</head>
<body>
  <p>本文</p>
</body>
</html>
表示結果

 

 

rgba関数

rgba関数
p {
  color: rgba(255, 0, 0, 0.5);
}
  • rgba関数を利用すると、RGBの各値に加えalpha(不透明度)を指定することができます。
  • alpha値は、0.0〜1.0までの数値(整数でも小数でも可)で指定し、0.0が完全な透明1.0が完全な不透明になります。
  • 例えば、R値を「100」、G値を「50」、B値を「200」、alpha値を「0.5」、で指定する場合は以下のように記述します。

 

rgba関数の使用例
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
  <meta charset="UTF-8">
  <title>サンプル</title>
  <style>
    p {
      color: rgba(100, 50, 200, 0.5);
    }
  </style>
</head>
<body>
  <p>本文</p>
</body>
</html>
表示結果

 

 

hsl関数

hsl関数
p {
  hsl(0, 100%, 50%);
}
  • hsl関数を利用すると、色度、彩度、明度、の値で色を指定することができます。
    • hslとは、hue(色相)、saturation(彩度)、lightness(明度)、の頭文字をとった単語です。
マンセルの色相環
マンセルの色相環
  • 1番目の数値(引数)は、色度(色相環に基づく色味)を表します。
    • 単位は「°(度)」で、360°で色相環を1周します。
    • 赤は0°、緑は120°、青は240°と定められています。
    • 記述する際は、単位の「°」を記述する必要はありません。
  • 2番目の数値(引数)は、彩度(色の鮮やかさ)を表します。
    • 単位は「%(パーセント)」です。
    • 数値が0%に近づくほど、くすんだ色になります。
  • 3番目の数値(引数)は、明度(色の明るさ)を表します。
    • 単位は「%(パーセント)」です。
    • 数値が0%に近づくほど黒くなっていき、100%に近づくほど白くなっていきます。
  • 例えば、hue値を「」、saturation値を「100%」、lightness値を「50%」、で指定する場合は以下のように記述します。
    • 各値の前後には、空白文字を入れることもできます。
    • 各値の間には、「,(カンマ)」を入れます。

 

hsl関数の使用例
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
  <meta charset="UTF-8">
  <title>サンプル</title>
  <style>
    p {
      color: hsl(0, 100%, 50%);
    }
  </style>
</head>
<body>
  <p>本文</p>
</body>
</html>
表示結果

 

 

hsla関数

hsla関数
p {
  hsla(0, 100%, 50%, 0.5);
}
  • hsla関数を利用すると、HSLの各値に加えalpha(不透明度)を指定することができます。
  • alpha値は、0.0〜1.0までの数値(整数でも小数でも可)で指定し、0.0が完全な透明1.0が完全な不透明になります。
  • 例えば、hue値を「」、saturation値を「100%」、lightness値を「50%」、alpha値を「0.5」、で指定する場合は以下のように記述します。

 

hsla関数の使用例
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
  <meta charset="UTF-8">
  <title>サンプル</title>
  <style>
    p {
      color: hsla(0, 100%, 50%, 0.5);
    }
  </style>
</head>
<body>
  <p>本文</p>
</body>
</html>
表示結果

 

 

hwb関数

hwb関数
p {
  hwb(0, 5%, 10%, 0.5);
}
  • hwb関数を利用すると、色度、白味、黒味、不透明度、の値で色を指定することができます。
    • hwbとは、hue(色相)、whiteness(白味)、blackness(黒味)、の頭文字をとった単語です。
  • 1番目の数値(引数)は、色度(色相環に基づく色味)を表します。
    • 単位は「°(度)」で、360°で色相環を1周します。
    • 赤は0°、緑は120°、青は240°と定められています。
    • 記述する際は、単位の「°」を記述する必要はありません。
  • 2番目の数値(引数)は、白味の度合いを表します。
    • 単位は「%(パーセント)」です。
  • 3番目の数値(引数)は、黒味の度合いを表します。
    • 単位は「%(パーセント)」です。
  • 4番目の数値(引数)は、透明度を表します。省略可。
    • 0.0〜1.0までの数値(整数でも小数でも可)で指定し、0.0が完全な透明1.0が完全な不透明になります。
  • hwb関数は、hsl関数と似ていますが、人にとって直感的で使いやすい場合が多いです。
  • 例えば、hue値を「」、whiteness値を「5%」、blackness値を「10%」alpha値を「0.5」、で指定する場合は以下のように記述します。
    • 各値の前後には、空白文字を入れることもできます。
    • 各値の間には、「,(カンマ)」を入れます。

 

hwb関数の使用例
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
  <meta charset="UTF-8">
  <title>サンプル</title>
  <style>
    p {
      color: hwb(0, 5%, 10%, 0.5);
    }
  </style>
</head>
<body>
  <p>本文</p>
</body>
</html>
表示結果

 

 

 

 

 

Programming Style