Apache インストール手順 - Windows編

 

2019年01月15日

 

 

Windows上にApacheサーバを構築する手順について説明します。このページでは、以下の内容をスクリーンショットを用いて説明していきます。

  1. Apacheのダウンロード
  2. Apacheのインストール
  3. Apacheのアンインストール
  4. Apacheの初期設定

 

目次

  1. 本ページで利用するチートシート
  2. 動作確認環境
  3. Apacheのダウンロード
  4. Apacheのインストール
  5. Apacheのアンインストール
  6. Apacheの初期設定

本ページで利用するチートシート

本ページで利用するチートシート
# Apacheを今回配置する場所
C:\etc\httpd

# Apacheアンインストール時に削除するフォルダ
C:\etc\httpd

# 修正する設定ファイル場所
C:\etc\httpd\conf\httpd.conf

# 37行付近の修正前内容(httpd.conf)
Define SRVROOT "c:/Apache24"

# 37行付近の修正後内容(httpd.conf)
Define SRVROOT "C:\etc\httpd"

# 39行付近の記述内容(httpd.conf)
ServerRoot "${SRVROOT}"

# 39行付近の実際の内容(httpd.conf)
ServerRoot "C:\etc\httpd"

# 226行付近の記述内容(httpd.conf)
#ServerName www.example.com:80

# 226行付近の記述内容(httpd.conf)
ServerName localhost:80

 

 

動作確認環境

本ページの内容は、以下の環境で動作確認をしています。

  • Windows 10 Home Edition 64bit
  • Apache 2.4.34 Win64

 

今回説明する手順は、

  • ローカル環境にサーバを構築すること」を想定して説明します。

 

WindowsにApacheをインストールする方法はいくつかあります。代表的な方法を以下のとおりです。

  • Apacheのソースコードを自分でコンパイルしインストールする
  • Apacheのビルド済パッケージを使ってインストールする
  • XAMPPをインストールする(XAMPPの中にはApacheが含まれています)
  • Chocolatey(パッケージ管理ツール)を使ってインストールする

 

今回は「Apacheのビルド済パッケージを使ってインストールする」方法で説明します。

 

 

Apacheのダウンロード

  1. Apacheのビルド済パッケージをダウンロードします。
  2. Apacheのビルド済パッケージは、Apache Lounge ホームページ内のDownloadsページからZIP形式のファイルで手に入れることができます。
Apache ビルド済パッケージ のダウンロードページ
Apache ビルド済パッケージ のダウンロードページ
  1. ページには「32bit版」「64bit版」がありますので、自身の環境に合ったものを選択します。
  2. 今回は「Win64(64bit版)」の方を選択しファイルを適当な場所にダウンロードします。
  3. Apacheのダウンロード手順は以上です。

 

 

Apacheのインストール

  1. Apacheのインストールは、ダウンロードしたZIPファイルを展開し任意の場所に配置するだけです。
  2. ZIPファイルを展開すると「Apache24」というフォルダがあると思いますが、 その中にあるフォルダ・ファイルをインストールしたい場所に移動させます。
  3. 今回は例として、以下の場所にこれらフォルダ(ファイル)を配置します。フォルダが存在しない場合は、新たに作成します。
Apacheを今回配置する場所
C:\etc\httpd

※ 別の場所に配置しても、この後に実施する設定を正しく行えば、問題ありません。

 

 

  1. Apacheインストール完了後のフォルダ配置イメージは以下のとおりです。
インストール完了後のフォルダ配置イメージ
インストール完了後のフォルダ配置イメージ

 

  1. Apacheのインストール手順は以上です。

 

 

Visual C++ 2017 ランタイムのインストール

  1. 今回インストールしたApacheを動作させるためには「Visual C++ 2017 ランタイム」が必要になります。
  2. すでにインストールされていれば問題ありませんので、この章は読み飛ばしてください。
  3. ここでは未インストールの環境向けに、「Visual C++ 2017 ランタイム」のインストール手順を説明します。

 

Visual C++ 2017 ランタイムとは
「Windows®Visual Studio C ++ 2017」で開発されたアプリケーションを実行するための環境のことです。今回ダウンロードしたZIPファイル名の末尾に「VC15」という文字がありました。 これは「Windows®Visual Studio C ++ 2017」の別名で、それを使って開発されたことを意味しています。

 

 

  1. MicrosoftのサポートページからEXE形式のインストーラーファイルを手に入れることができます。

 

Visual C++ のダウンロードページ
Visual C++ のダウンロードページ
  1. Visual Studio 2017」欄から自身の環境(OSのビット数)に合ったものを選択します。
  2. 今回は「vc_redist_x64(64bit版)」選択しファイルを適当な場所にダウンロードします。

 

 

Visual C++ 2017 ランタイムインストール同意画面
Visual C++ 2017 ランタイムインストール同意画面
  1. ダウンロードしたEXE形式ファイルをダブルクリックするとインストーラーが起動します。
  2. ライセンス条項および使用条件に同意する」にチェックを付け「インストール」ボタンをクリックしてインストールを開始します。

 

 

Visual C++ 2017 ランタイムインストール完了画面
Visual C++ 2017 ランタイムインストール完了画面
  1. インストールはすべて自動で行われます。インストールが終わるとPC再起動を促されます。
  2. 再起動」ボタンを押してPCを再起動してください。
  3. 「Visual C++ 2017 ランタイム」のインストール手順は以上です。

 

 

環境変数PATHの追加

  1. コマンドプロンプト」からApacheを扱いやすくするため、Apacheの実行ファイルをPATHに追加します。
    • 本手順を実施しなくても問題ありませんが、実施しておくことをおすすめします。

 

追加する環境変数PATH
環境変数名 設定値の例
Path C:\etc\httpd\bin

 

  1. Path追加の確認をするために、「コマンドプロンプト」から以下の通りに、Apacheのバージョンを確認するコマンドを実行します。

 

Apacheのバージョン確認
httpd -v

 

Apacheのバージョン確認
Apacheのバージョン確認
  1. 上のイメージのとおり、Apacheのバージョンが表示されれば成功です。
  2. 「環境変数PATHの追加」の手順は以上です。

 

 

Apacheのアンインストール

  1. Apacheのアンインストールは、展開したApacheのフォルダを削除するだけです。
  2. 今回の場合は、以下のフォルダを削除するだけです。
Apacheアンインストール時に削除するフォルダ
C:\etc\httpd

 

 

Apacheの初期設定

  1. Apacheを起動させるためには、初期設定をしなければなりません。
  2. そのためには、設定ファイルをテキストエディタを使って書き換える必要があります。
  3. 修正する設定ファイルは、「httpd.conf」です。
  4. 今回の例だと、以下の場所にあります。
修正する設定ファイル場所
C:\etc\httpd\conf\httpd.conf

※ このページでは、設定ファイルの詳しい記述方法については説明はしません。 詳しい説明が必要な場合は「サーバ設定ファイルの書式」を参照してください。

 

  1. まずはhttpd.confを「メモ帳」などのテキストエディタで開いてください。

 

 

ServerRoot設定

  1. 37行付近に以下のような記載があると思います。
37行付近の修正前内容(httpd.conf)
Define SRVROOT "c:/Apache24"

 

  1. ここには「Apacheをインストールした場所」を記述しなければなりません。今回は以下のように修正します。
37行付近の修正後内容(httpd.conf)
Define SRVROOT "C:\etc\httpd"

 

  1. ちなみにここで修正した値は設定ファイルの様々な場所で参照されています。
  2. 例えば、39行付近に以下の記述があると思います。
39行付近の記述内容(httpd.conf)
ServerRoot "${SRVROOT}"

 

  1. この${SRVROOT}とは、37行付近にあるDefine SRVROOT "C:\etc\httpd"を参照しています。
  2. つまり39行付近の内容は、今回の場合は以下の内容と同じ意味になります。
39行付近の実際の内容(httpd.conf)
ServerRoot "C:\etc\httpd"

 

 

ServerName設定

  1. 226行付近に以下のような記載があります。
226行付近の記述内容(httpd.conf)
#ServerName www.example.com:80

 

  1. ここでは「サーバが自分自身を示すときに使用するホスト名とポート番号」を指定する「ServerName」の設定がコメントアウトされています。
  2. 今回はローカル環境向けにサーバを構築することを想定しているため、コメントを外し、以下のように修正します。
226行付近の記述内容(httpd.conf)
ServerName localhost:80

 

  1. Apacheの初期設定手順は以上です。

 

 

続いてApacheの起動・停止を実施したい場合は「Apacheインストール手順 - Windows編」を参照ください。

 

 

 

 

 

 

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